世界の貧困のために私たちが出来る事

最終更新日 2024年2月14日 by jpdonline

世界だけではなく日本国内でも、貧困層の拡大が問題視されています。
しかしながら世界では日本人以上に拡大している貧困問題があるのです。
世界の中でも最も大きな貧困問題を抱えているのが、アフリカの地域と言えるでしょう。

アフリカの貧困問題

アフリカは地図上で見るとヨーロッパ大陸から地中海を挟み南の方面に位置しています。
南北に広い面積を持つ大陸であり、赤道をはさむことから、国によりさまざまな気候に属しているのが特徴です。
注目すべきこととしては、世界最大級ともいわれているサハラ砂漠が、アフリカ大陸の3分の1の面積を占めていることです。
日本の少子高齢化とは異なり、アフリカは人口が非常に多いのにもかかわらず、その半分以上が若年層です。
そのため世界の多くの企業が経済の成長と市場の拡大を期待しているのですが、長年貧困に悩まされているのが実情といえるでしょう。

行きとどかない教育

なぜアフリカの人たちが貧しさで苦しんでいるのかというと、先進諸国の植民地になっていた政治的な背景が関係しています。
その一つに行きとどかない教育が挙げられます。
2017年の段階で、何と学校に通うことができていない子供は約6100万人ほどいるといわれていますが、その半分以上がアフリカ地域で生活している子供たちだと言われています。
教育が行き届かない理由は様々ですが、その中でも子供の数に対し学校の数が大幅に少ないことや、子供が家計を支えるために働かなければならないこと、学費や教材費を払うことができない、学校の設備が整っていないなどのことが挙げられます。
たとえ子供が教育を受けたいと願っていたとしても、教育を受けるための学校が少ない状況であり、勉強をする場所が少ないのが実情です。

女性に教育を受けさせることができない

宗教的な昔からの風習により、女性に教育を受けさせることができないなどといった問題も混在しています。
子供たちの教育ができていないということは、この子供たちが大人になった時も教育の重要性や必要性を伝えることができず、負のスパイラルに陥ることになるでしょう。
教育の制度をすぐにでも確立したうえで、設備を整え、社会に出て働くことができる人材を育てるための仕組みを作ることが求められます。
そして普及が遅れている医療インフラも大きな原因の一つとしてあげられます。

肺炎や下痢、結核などの病気が蔓延している

アフリカでは多くの人がなくなっていますが、その原因としてあげられることは肺炎や下痢、結核などの病気だと言われています。
これらの病気の主な原因にあげられることが、細菌やウイルスなどが混ざっている汚い水を飲まざるを得ない現状と言えるでしょう。
中には薬を飲むことで治る病気もあれば、事前にワクチンをうつことで予防できる病気も多くあります。
しかしアフリカの場合には、家の近くに病院がなかったり、たとえ病院にいくことができたとしても医者がいないなど、満足に治療を受けることができないのが実情です。
多くの人が手ごろな値段で治療を受けられるような医療インフラの確立が、すぐにでも求められます。

爆発する内戦

そして爆発する内戦なども原因の一つに挙げられるでしょう。
現在でも民族間の紛争が起きている地域があり、そのために子供たちも駆り出されることも多いのです。
このような現状により、アフリカの貧しい家庭はかなりの数に上るといわれています。
そのような中で、特に子供たちの貧困が深刻化しているといえるでしょう。
アフリカの特徴として気候の変動が激しく、農作物が満足に育たないという現状があります。
このようなことから食料も少なく、水も少なく、子供は体力はないので、重度の栄養失調に陥ってしまうこともあるのです。
お金もなく、食べられるものがないというのが現実だということです。

アフリカの貧困問題に対し私たち日本人ができること

このようなアフリカの貧困問題に対し私たち日本人ができることとしては、やはりまず第一に日本ユニセフや日本赤十字などを通して寄付をすることが挙げられます。
アフリカで支援活動を行っているNPOやNGOに寄付をすることによって、少しでも子供たちに役立てることができるでしょう。
私たちが寄付をすることによって、人々の生活が少しでも潤ったり、命を助けるための最適な方法で利用されることができます。
寄付は高額の必要はなく、1000から3000円などの少額からでも寄付が可能です。
できる限り負担の少ない支援の方法を選んでいきましょう。

現地でボランティア支援を行う

また現地でボランティア支援を行うことも一つの手段といえます。
実際に現地に出向いて、子供たちの精神的なケアを行ったり、生活水準が向上するようにとトイレや家屋などを作るなどの方法があります。
これらの詳しい情報や申し込み方法は、NPOやNGOごとに違いがみられるため、自分に合ったものを選ぶことが一番といえます。
日本でもこれらの現状や必要な支援などについて理解を深めるために、イベントが各地で開催されています。
このようなイベントにボランティアスタッフとして参加することで、直接的ではありませんが間接的に子供たちを救うための支援につながります。

まとめ

一人一人の支援は小さいものかもしれません、多くの人がその行動を行うことによって、確実に世界は変わっていくことでしょう。
どんな小さなことでも支援をする気持ちが大切です。