命名札について知っておきたいこと

最終更新日 2024年2月14日 by jpdonline

子どもを授かった時にいただく周りの方からのお祝い。

うれしい気持ちと有難い気持ちで、それにお返しするのが出産内祝いですが、単純に何かをお返しするだけではなく、子どもに付けた名前をお知らせするのにもちょうどいい機会になるんですが、そこで登場するのが「命名札」と呼ばれるものです。

今では「出産内祝いに添えて先様にお渡しする」と広く認識されていて、「命名紙」という紙に赤ちゃんの名前を書きます。
昔なら、この命名札を神棚などに貼り出したりもしていました。

「御七夜」といって、赤ちゃんが生まれてから7日目の夜に身内を集めてお祝いする行事があるのですが、この時に命名札が家の中で飾られていましたが、現代ではこの御七夜の習慣自体が薄れてきているので、出産内祝いに添えてお渡しすることで、赤ちゃんの名前を知ってもらう、お知らせするというのが一般的になってきたのかも知れません。

命名札自体には特にこれという決まりみたいなものはありませんが、紙の中央の位置に「命名 ○○○」と縦に記入するのが普通です。
命名は少し小さめに、間を開けてこの続きから赤ちゃんの名前を今度は大きめに書きます。

名前を記入したあとの左右上下のスペースには注意しましょう。
このバランスが悪いと、途端に見栄えも悪くなるので。

今は子どもの名前も色んなものがあり、当て字であったりすることも普通ですから、名前にはふりがながあったほうがいいですね。
特に「うちの子の名前は他では絶対にないだろう」と、こだわりの名前、漢字、読み方などをさせている場合は必要です。

名前の左側には、赤ちゃんの生年月日を記入します。
この時、西暦よりは和暦で記入するほうが無難です。

また、この生年月日と名前の最後の文字が、横に見た時に位置が揃っていると綺麗に見えるので、和暦の書き始めの位置にも気を付けてください。
命名札を省略してしまうケースもあるようですが、出産内祝いギフトには、ぜひ命名札を添えていただければと思います。