業務効率を改善するためにも、トラック運行管理システムを取り入れよう

最終更新日 2024年2月14日 by jpdonline

トラックを扱う企業の中には、車両台数が10台以上にものぼる運送会社も多く、このような場所でエクセルや手書きなどで運行管理を行っていると、これがかなりの負担となることでしょう。
負担が大きいということは、それだけミスが発生することにも繋がります。
人で不足が懸念され、また配送依頼は増加する傾向にあり、このような時の業務効率の改善に有効に利用できるものが、運行管理システムと呼ばれるものです。

運行管理システムとは

運行管理システムは、車両にデバイスを搭載した上で、そこから情報を集めたり把握することによって、車両の安全で効率良い運行、運行管理者の業務負担の軽減を実現するものです。
どのような仕組みがあるのかと言うと、通信機能を持つデバイス、また専用アプリをインストールしたスマートフォンなどを、車両に搭載しておきます。
このシステムを搭載した車両が走行している際の情報を、随時クラウド上に送るということです。
これによりリアルタイムで状況を把握した上で、管理が行えます。

トラック運行管理

3秒ごとに車両の位置情報を発信できるものも

頻度の高いもので言うと、なんと3秒ごとに車両の位置情報を発信できるものも存在しています。
管理画面の地図から、どの車両がどこを走っているのかなどを把握することができるのです。
近年では全ての車両において、運行記録計を装着することが義務付けられました。
国土交通省などから助成金も得られるので、管理する車両にデジタコ装着しているところも多いでしょう。
デジタコ装着している車両ならば、運行管理システムと連携させることができるので、運転日報の作成や荷物の配送、車両の状況や燃費などのコストと言った様々な業務の管理を一括した上で、クラウド上で管理が可能となります。

デジタコは基本的には時間と距離、速度の取得を目的にしたもの

デジタコは基本的には時間と距離、速度の取得を目的にしたものです。
車両の運行状態を数値化した上で把握するものではありますが、システムと連携することにより、業務を飛躍的に効率化できるため、義務化の対象外の車両でも、かなり有益なものとなるでしょう。
シンプルな機能となると、5万円ほどで導入できるものもあるため、連携を視野に入れた上で検討してみることも一つの手段となります。

まとめ

このようなシステムを取り入れることにより、配送計画の作成や報告業務の作成支援、走行状況の取得など様々なことができるようになります。
ルートだけではなく、急発進や急停車がないか、スピード超過がないのかなども可視化できるものもあるため、安全運転の意識にもつながることでしょう。