制作予定の映像にエフェクトをつけるには

映像作品などを制作したいと考えている場合に、エフェクトをつけることで、その魅力を引き出しやすくなります。

もちろん、撮影した映像だけで表現をする方法も存在しますが、多くの場合、これらに何かしらの効果を付すことになるでしょう。

その場合に、音響の面と映像の面でエフェクトをつけることになります。

これらをつける前には、事前にその方向性を設定することが重要になります。

→エフェクト作例事例

特に、映像を制作する人と音響を担当する人とが異なる場合には、意思の疎通を十分に行うことが必要だからです。

連絡を取れていなかったり、どのように制作を進めていくかということの詳細について情報共有ができていない場合にトラブルになってしまうことが少なくないので、必ずこうした点については全員が確認しておくようにしましょう。

音響の面では、音楽をつけることと、音響効果をつけるという2つの方法があります。

音楽については、主に、コンピューターで作成する方法と、譜面を書いて生演奏を録音する方法とがあります。

コンピューターで音楽を作成するには、作曲用のソフトを購入する必要があります。

これは、使用するパソコンによっては対応していない場合もあるので、どのソフトがどのパソコンに対応しているのかということを必ず確認しておきましょう。

作曲ソフトを使う場合には、ソフト内部に収録されている音源を使って作曲したり、シンセサイザーなどを使って自分で音を作ったり、録音してきた音を加工して作曲したりする方法があります。

また、音源に納得がいかない場合には、追加で音源を購入することもできるようになっています。

どういう音色を使用したいのかということによっても追加する音源の種類は変わってくるので、まずはイメージを持つことから始めていきましょう。

そして、音源を販売している会社のサイトなどでサンプルを聴くことができるのであれば、それを活用して選んでいきましょう。

どれを使用するかということは、映像作品の雰囲気だったり、自分の得意とするジャンルだったりによって変わってきます。

ただ、生演奏ほど音源の響きが豊かでない音があるので、こうした点には注意が必要になってきます。

また、譜面を書いて作曲する場合には、演奏者の確保、練習時間の確保、録音環境の確保が不可欠になります。

また、音楽を作る上では、予算も大切になってきます。

プロの奏者に頼むのであれば、それなりの金額も必要になってくるからです。

ですので、譜面を作成して生楽器の曲を作成する場合には、予算がどの程度あるのかということも念頭に置いた上で、楽器編成なども考えて作っていきましょう。

そうすることで、予算をオーバーしてしまうという問題を避けることができるようになります。

こうしたことを全て意識した上で作曲を進めていくことが大切になります。

そうしないと、トラブルにつながってしまう可能性があるからです。

音響効果については、これを製作するソフトを購入して作成する方法と、作曲用のソフトを利用して、現実に採取してきた音を加工して作成するという方法があります。

どういう効果が映像に必要なのかということを話し合ったり、映像から読み取ったりしながら作成していきましょう。

また、こうしたものを作る場合には、パソコンに負荷がかかる場合があるので、必要であればメモリを増設したり、幾つかのパソコンに分けて作業することも大切になってきます。

そうしないと、動作が遅くなってしまってなかなか作業が進まなくなったり、画面がフリーズしてしまって作業が止まってしまったりする場合があるからです。

ですので、メモリがどの程度必要になるかを事前に確認しておくようにすると、スムーズに作業を進めることができるようになるでしょう。

映像の面でエフェクトをつけるには、映像編集用のソフトを購入する必要があります。

パソコンメーカーによっては、備え付けのソフトがある場合がありますが、メーカーによっては、目的とするレベルの編集ができないこともあるので、どのレベルで映像の面でエフェクトをつけたいのかという方向性をはっきりとさせておく必要があります。

それを満たすようなソフトを購入しておくことが重要になってきます。

画面の明るさをどうするか、不要な箇所をどのように削るか、音楽や音響効果をどのタイミングで入れていくのかということを確認していく必要があります。

これらの点に気をつけた上で、映像制作において、どのようにエフェクトをつけていくのかということを具体的に考えていきましょう。

疑問点が浮かんだ場合には、そのままにしておくと、自分が予想していたのとは違うことが起きてしまうという事態がないわけではないので、その都度、話し合いを行うなどして解決していきましょう。

普段からそうした細かい配慮をすることによって、事前にトラブルを防止するとともに、より良い作品を制作していくことができるようになります。